受験生におすすめの本② ~金の角持つ子どもたち~
中学受験を題材にした話題の小説「金の角持つ子どもたち」を
娘(小5(新小6)3月)が読みました。
中学受験を題材にした話題のこの小説、私はまだ読んでいないのですが
娘の場合、かなり勉強のやる気スイッチが入ったようです。
ぜひお勧めします。
娘が私に話した感想をまとめます。
ネタばれ注意です
(ここから娘の語りです)
印象的だったのは夏休み明けに学校の先生が俊介(主人公の小学生)に言ったことなの。
俊介は夏休みは勉強漬けだったし、日にも焼けていないし、病弱に見えて、先生も心配したみたい。
それで、
「夏休みはいっぱい思い出つくれた?
元気いっぱいの小学6年生が、日にも焼けず、冷房の部屋に閉じこもりっぱなしだったなんて不健康だし、
あなたの体が心配だ」
というようなことを言って俊介を苦しめるの。
で、追い打ちをかけるように小学校の同級生に、
「どんなに頑張っても不合格だったら俺らと同じ公立の中学に行くなんて、
それって意味あるの?」
と言われたの。
それで俊介は一気にやる気がなくなっちゃうのね。
でも私は、言いたい。
小6の夏休みの思い出作りは大切かもしれない、でも夏は毎年くるんだって。
中2も中3も。
中高一貫校に行くことで中2や中3の夏は
ほかの人より満喫できるかもしれない、私はそう思うの。
だから、小学校の先生が心配して言ったことは結果として俊介を傷つけてしまったわけで、
私は許せないな。
母:で、結果は?合格?(ドキドキ)
ママ、これはマンガじゃないんだから、そんなにうまくはいかないよ。
だって俊介が勉強をはじめたのは小6。
そりゃ遅いに決まっている。
そこから多くの受験生を追い抜くなんてそう簡単にはできないんだよ。
結果は不合格だよ。
でも俊介は高校受験には成功するの。
だから中学受験が全部意味がなかったってことはないんだよ。
母:そっか。
この小説、大人が全員号泣するよ!
という会話でした。
あくまで娘の感じた内容ですが
受験生にとっていい影響を与えてくれる小説ではないでしょうか。