中学受験 悩み部

通勤時間往復3時間のフルタイムワーママです。 娘の中学受験を通じて、娘の成長と母親である自分の成長、受験テクニックや受験への向き合い方、塾の活用方法や自宅での勉強方法などをブログに綴ることで、今後中学受験に立ち向かう親御さんの役に立てればと思っています。

国語の勉強方法~文章読解の鉄則~

娘は読書好きです。
絵がふんだんに使われている絵本ではなく、
青い鳥文庫など、大人の読む文庫本と変わらない文章量の本をたっぷりと読みます。
しかし・・・。
小5夏休み明けの受験個別塾の国語のテストが100点満点中なんと55点。
主語、述語、修飾語を問う問題がほぼ全滅。
長文読解の「抜き出しなさい」という問題に自分の言葉で答えている。
つまり抜き出していないのです。
 
夏休み中、算数と社会ばかりに集中し、読書好きだから大丈夫とタカをくくって、
国語を軽視していたつけがまわってきたよう。
アウトプット(問題を解くこと)が必要、テクニックが必要と痛感させられました。
 
今回のテスト悪かったし、公文の国語をはじめたら?
と勧めてみたのですが、
「公文は英語に集中したいの!」
の一辺倒。
 
あげくのはてには
公文の英語を辞めさせられるくらいなら受験を辞める!
と泣きながら言う始末。
 
 
このままでは国語が原因で不合格になるのではないかと恐怖を覚えるようになりました。
 
読解が得意になるにはどうしたらよいのか、
ネットで読解の良い参考書はないものかとリサーチ。
 
すると出会ったのが「中学受験国語 文章読解の鉄則」です。
 
「文章読解の鉄則」は小学生向けとは思えない大人向き、
難解な単語を使った読み応えのある内容だったため
娘に手放しで与えるのではなく
娘が夜、寝落ちするまで枕もとで読み聞かせし、
私も読んで参考にしていくことにしました。
 
早速、夜の定例、社会クイズを終えた後、
部屋を真っ暗にして、いつ寝てもいいから眠りながら聞いてね、といって
「文章読解の鉄則」を読み始めました。
 
冒頭、「算数」と同じくらい「国語」も勉強量を確保しなければならない、と。
 
大反省。
 
全体を通読して、重要かつ使えそうなな読解のポイントをマジックで紙に書き
トイレに貼ることにしました。
 
 
 
 
 国語の成績をアップするには、「語彙力」が欠かせません。
 
確かに英語の単語がわからなければ手も足も出ないのと同じで、
国語の単語がわからなければ、
問題をすらすら解くこともままなりません。
 
「文章読解の鉄則」の最後には語彙集があって、
大人でも即答できないような語彙の意味が掲載されています。
 
れっきとした中学受験用の参考書なのだから、中学受験に頻出する単語が掲載されているはずで、
このレベルまで子どもの語彙力を高めないといけないのだ、と驚き。
 
語彙力は繰り返しが必要で、頭に定着させなければならないだろうから、
寝る前に何度も何度もクイズ形式で語彙力チェックをすることにしました。
 
子どもは意外に楽しんでいて、塾の宿題で寝るのが遅くなってもクイズは
「必ずして」
と言ってきます。
私自身の語彙力のアップにもつながるし、地道に続けていきます!
 

社会の勉強方法~スタディサプリ 歴史まんが~

全ての受験科目を6年生の夏休み前までに

単元消化(全ての単元を理解)

していなくてはならない、
と受験個別塾の先生に言われたことから、

社会の地理、歴史、公民を

小学校の授業を待たずに、
消化していかなくてはならない、

と思い、利用したのがスタディサプリ。


ドラマ「ドラゴン桜」でも

紹介されていました。

 

ネットの口コミを見ても、

「先生のギャグにはまって

子どもが楽しそうに何度も視聴する」

との記載を見て、入会。


月2000円程度で入会金なし。

 

しかし、「班田収授法」

平等院鳳凰堂」などなど

ムズカシイ漢字を書かされることに

嫌気がさして、
また、講義も娘にとっては

笑う個所など全くないらしく、
まあ、退屈だったようで・・・。

 

私も一緒に視聴して、

鼓舞し続けたのですが、
1か月もたたないうちに断念。

退会しました。( ;∀;)

 

では、単元消化をどうしたらいいものか。

 

ネットでいろいろ調べると、

歴史は漫画でざっと流れをつかむのが

いいとか。


歴史漫画をしらべると、

多くまんがが出版されていることに気が付きました。

 

講談社、角川、小学館・・・・・

んんんどれがいいものか?


結局どれがいいかはわからないまま

上記3出版社まで絞り込み・・・

大差はないかなと思い

えいや、で
角川を購入しました。

 

 

 

娘に渡す前に覚えるべき点を

蛍光ペンでマーク。

付箋で注意書きをしました。


内容は確かに"お勉強''という感じで

面白い!とまでは言い難いですが
その時代時代に生きている人々に

感情移入できます。

 

娘はなんとか1回は

読破してくれましたが、

何度も読んでくれることはなく・・・。


社会の問題集でつまづいたときに適宜、
「このページを見たらわかるよ」
と言っていくしかないか、と思っています。

母親では治せない無駄な習慣

中学受験に向けて、一緒に勉強をはじめて最もイライラしたことは
“無駄な習慣が治らない、治そうとしない”こと。
その習慣というのは小学校でたたきこまれたものなのですが。
例えば、ひっ算をするときに必ず定規を使う、それも几帳面に。
「受験当日は、定規は使わないでどんどん早く計算するんだよ」
と言っても、
「小学校の先生に怒られるから使うの!」
と即座に反論。
 
また、計算をして、途中まちがっていることに気が付いた場合、
その計算メモを必ず消しゴムで消します。
 
「それ、消さなくてもいいから、時間の無駄だから。
消さないで、また、余白に計算してくんだよ」
と言っても、
「間違えたら消しゴムで消さないと、先生に怒られる・・・・」と。
 
計算しだしたら、答えが判明
(例えば余りがなく、割り切れるとわかったと)しても、
最後まで計算式を書くのです。
 
「あまりゼロなんだからゼロまで書かなくてもいいんだよ」と言っても、
「途中の式も先生見るから・・・。」
中には、答えを丸写しする生徒もいることから、小学校の先生は途中の式まできちんと書かれているかを確認しているのだと思います。
だから途中の式まで完璧にしていないといけないのでしょう
 
計算している形跡がなければ、きちんと宿題をしていないと
みなされるため暗算もしていけない、
と言うこともあります。
 
この、受験にとっては無駄な習慣どうしたらなくせるだろうか・・・?
私が指摘しても聴かないし・・・。と悩んでいたのですが
 
個別の受験塾に通いだして数か月。
いつの間にか定規を使わずに筆算し、できる限り暗算もするように・・・。
「定規、使わないの?」と聞くと
「○○先生に、受験当日は定規持っていけないよ、と言われたの」と。
「暗算も、これくらいできるよ」と言われたと。
その一言でたたきこまれてきた習慣が治っちゃたようです!
母親ではない人からの貴重な一言の威力を感じた出来事です。

習い事をやめさせるのは大変!

うちは、急に受験をする、と決めたため、早くから大手進学塾に通っている方たちと比べたら完全に無計画でした。


スイミングや公文の英語

に楽しく通っており、

そんな中、急に、

「受験するからそろそろやめない?」

と説得にかかっても
子どもにとっては

「なんで?」

となります。

 

自分なりに階段を上るようにレベルをあげ、

がんばってきたことを、
「受験科目にないから」

という理由で切り捨てることは
子どもにとってはできないようなのです。


「受験」ってそんなに重要なの?

ということなのだと思います。

 

自分にとって、自分の人生にとって、

有益であり、楽しい。
だから努力して続けている。
小さな子供でも習い事に対して

そんな闘志があるのかもしれません。

 

だから、受講料を払わない、という手段で

無理やりやめさせることは

可能かもしれませんが、

受験という印籠で

子どもの心を傷つけてしまう可能性を考えると
やめさせることを無理強いすることは

できませんでした。

 

スイミングは、個人競技ですし、

休むことも可能。

また、受験に必要な体力作りだ、

とも言えます。

 

しかし、公文の英語は毎日宿題に

20、30分はとられるし、

週に2回の教室の日は少なくとも1時間は

とられてしまい、その日は 塾をいれることも

憚ります。

またこれらの時間は本人にとって「勉強」の時間なのだから、帰宅してから

「さあ、受験勉強しよう」

といっても、

「もう十分勉強はやったでしょ」

となるわけです。

その時間を受験科目である国語や算数に

まわせたらどんなに実力がつくだろう、

と嘆いても、 子どもには伝わりません。

 

小学校低学年のうちから計画的に

習い事は決めるべきだった、と

今さらながらに思います。

 

6年生までには徐々に受験科目にない

習い事の撤退を説得していきます。

受験生におすすめの本①~中学受験にチャレンジするきみへ~

中学受験にチャレンジするきみへ~勉強とW必勝法!~を娘に購入しました。

 

 

中学受験本で初の子ども向けの本だそうで、子どもの悩みに先生が答えてくれるという構成で進んでいきます。

娘はこの本が大好きで、出歩く時にも持ち歩くほどです。

中学受験に対峙するうえで、心の支えになっているようです。

そこでこの本の中で特に娘が好きな『悩み解決ページ』を紹介します。

 

娘が好きなお悩み解決第3位

「志望校に偏差値が届かない」

偏差値表というのは、それを作成している会社によってまちまちだからあまりアテにしてはダメという前提のもと、それでも志望校の偏差値に自分の偏差値が近づくように、また、前回の模試よりも偏差値が上がるように努力することが大切だと書かれています。

模試が合格への道しるべになることを暗に示してくれていて、模試の重要性を親がくどくどいうよりもよっぽど説得力のある『偏差値のとらえ方』を子どもにわかりやすく説明してくれています。

 

娘が好きなお悩み解決第2位

「勉強時間はいつ・どれくらいすればいいか」

小学生にとって勉強のできる時間をピックアップし、自分はどの時間に勉強できるかを考えさせています。

勉強時間については、量より質ということを子どもにわかるように書いてくれています。

だらだら勉強し、一向に宿題が進まないのは親にとってイライラしますよね。

この本を読んで、質を重視してテキパキ勉強してもらえたら本当にありがたいですよね。

 

娘が好きなお悩み解決第1位

ケアレスミスがなくなりません」

偏差値70の子だってケアレスミスをする、この一文でかなりほっとします。

そんなに賢い子もケアレスミスするんだ、自分だけではない、と。

でもケアレスミスをしなかったら何点稼げただろう?

そしてケアレスミスのタイプとそのタイプ別解決法が子どもに語りかけるように書いてあります。

ケアレスミスをなくすために、母親が口うるさく説教するよりよっぽど効果がありそうです。

はじめての日能研全国公開模試の効果!

5年生6月、お友達が通っている日能研の全国公開模試(塾生用)を初めて受験することにしました。

公開模試は主に日能研に通塾している子が受ける模試です。

受験塾通塾前は、日能研で実施している無料の全国テストを受ける人が多いようなのですが、正確な偏差値、つまり厳しめの偏差値を知りたいと思い公開模試を選択。

結果は国語は偏差値50台後半、算数はまだ習っていない円周ばかりが出て、ほとんど解けず40台後半に。

習っていないのだからこれは仕方がない・・・。全国模試と銘打っているものの、塾生にとっては塾で習った単元が理解できているかの確認テストのようです。事実一緒に受けた日能研塾生の友達かは「円周がでる」ことを知っていたのです。

したがって算数については残念な結果になったのですが、いいこともありました。

日能研に通っている小学校のクラスメートがわかり、彼ら、彼女らはは5時から9時過ぎまでお弁当を持って週2,3回塾に通っているという事実を娘が知ったことです。

それからその5人とは中学受験について情報交換をしているようです。

「あの子たちに比べたら私はがんばっていない」と時々いうようにもなりました。

費用はかかりましたが価値のあった公開模試でした。

読解力の重要性~絵本の読み聞かせ時から意識~

読解力というと、国語に限定された力のように感じるかもしれませんが、
読解力は国語だけではなく、算数、社会、理科に必須の力です。
 
難関中高一貫校の過去問を見ると、算数、社会、理科の文章題は
A4、1ページをうめるほど、あるいはそれ以上の文章量を読み解かなければなりません。
 
抽象度が高く、難解で、途中で読むことがいやになってしまったらアウトです。
小学校の教科書程度の具体的かつ簡単な文書を読めるだけでは全く対応できません。
 
そして、その文章を読み解き、理解したうえで、自分の考えを表現できる力も必要となります。
 
単に『読書が好き』『国語が好き』では解けない問題が出ることを
理解しておかなければなりません。
 
娘は読書好きですが、抽象度の高い説明文を解くときは辛そうです。
「この人何言ってるの?」
と声に出して激怒していることもありますw
 
そして、自分の考えを表現するときも辛そうです。
口頭で話すことはできても、文書となると大変なのでしょう。
 
語彙力のある大人でも表現するのは大変なので、
語彙力の少ない子どもが、あるだけの表現力を使って
文章を完成させなければならないのは至難の業です。
 
やはり小さなときから、物語だけでなく説明文にも
慣れ親しんでおくことは重要だと感じます。
 
絵本の読み聞かせをするときから、ストーリー性のあるものばかりでなく
説明的な絵本を読むことが効果的なような気がします。

 

私は「かがくのとも」という絵本をかなり読み聞かせし、

娘も大好きでした。

説明的な絵本ですが、子どもも喜びます。

未就学時から説明文に慣れ親しむことは大切だと

中学受験を前にひしひしと感じます。